アトピー性皮膚炎

難治性アトピー性皮膚炎の皮膚症状・痒みについて~ネオーラル内服療法について


ネオーラルとは、18才以上のアトピー性皮膚炎の患者さんで既存の外用により十分な効果がみられない方、炎症が強い皮膚の面積が広い場合(約30%以上)に内服していただく治療法で、強い痒みや痒みによる不眠に対して即効性のある治療薬です。
もとの薬剤であるシクロスポリンは免疫反応を司るTリンパ球の活性化を抑制する働きがあり、T細胞から生産されるサイトカイン、特に痒みを引き起こすIL-31の産生を抑制することにより強力なかゆみ止めの効果をもたらすと言われています。ネオーラルはシクロスポリンが食事により吸収のバラツキがあるためその改善のために開発された薬で薬効はシクロスポリンと同等です。
内服方法は、体重1kgあたり一日3mgを8週間内服して、その後2週間休薬するサイクルを1クールとして症状に合わせて繰り返す方法です。例えば体重70kgの方では約200mg
(50mgを朝夕食前に2錠ずつ)内服してまず2週間後に効果を判定します。たいていの方が内服を始めて2~3日後に痒みが急に減弱して効果を実感します。また、掻かないことによって、また中から炎症が収まる事により皮膚のタイセン化した硬いゴワゴワした状態が改善されることを実感します。4~8週内服した後2週間休薬しその後皮膚症状に併せて中止したり繰り返したりしていきます。
今までどうしても痒みが収まらず難治性のアトピー性皮膚炎の方の治療の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

カテゴリ:アトピー性皮膚炎, 皮膚科

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